私達が存在している宇宙空間が今この瞬間も拡大し続けているという事実があります。宇宙の場所によって異なるらしいですが、それは一説によると秒速67~75kmで広がり続けているとのこと。この運動はビッグバンから開始されたと言われているので、人間の脳で想像するのが甚だ困難な広大な空間の広がりであることがわかります。一体この継続し続けている運動のエネルギー源は何なのか?宇宙物理学の分野では解明されているのかもしれませんが、全くわかりません。
エネルギーという単語を運動の源になるものと定義した場合、拡大し続けるこの宇宙の源では、膨大なエネルギーが創造し続けられていると捉えなければなりません。そんな世界のほんの一部に地球があり、そのまた僅かな空間に私達が住んでいる。そして、そこに住んでいる生命体や物質の元となっている原子は、原子核の周囲を電子が一定の軌道で周回することで電子雲を形成し、運動が停止すればスカスカの空間をあたかも球状のモノがあるように見えるように運動しています。
それでは、この原子核の周りを移動する電子のエネルギーの正体は何なのか?ニュートン力学的な考え方ではとても説明がつかなかったので量子力学が形成されたという経緯があります。あくまでもそのように捉えると様々なことが説明できるということなので、今後、新たな理論が出てくる可能性はゼロではないでしょう。
ミクロの世界からマクロの世界までを創造し続ける何らかのエネルギーが生じているのは確かだと考えられますが、これを説明することは可能なのでしょうか?
それから、エネルギー自体に良し悪しや優劣というものはありません。エネルギーを取り扱う側がどのようにそれを取り扱うか、もしくは使わずに放置しておくかといったところに様々な意見が湧くだけです。エネルギー自体は純粋にいつでも運動や作業に有効に使われることを待っていることでしょう。